最後の秘境 東京藝大

日本で一番賢い大学は東京大学ですが、日本で一番入りにくい大学はどこか知っていますか?

 

 

東京芸術大学です。

 

確か、17、18倍とかやったと思うけど、

みんなそれはそれは一芸に秀でた人たちの集まりなので、そもそもどうやって試験対策するかもわからん。

 

 

そんな東京芸術大学の学生のみなさんの生態に触れた一冊。

 

『最後の秘境 東京藝大』5月10日読了。

 

 

そもそも、俺もたまに言われます。

「変わった人ですね~」

って。

やかましいわ!

俺とお前は今まで会ったことないんやから、そらお前の感覚とは違う人と出会うのは当然やろ!

人間はみんなちゃうねん!そっちの勝手なデータベースで当てはめただけで変な人に当てはめるとはなんて失礼なやったちゃ!!!

 

と、思うだけと、相手みてこれを言う場合とありますが。

正直、変わった人と言われても一切傷つくことはありません。

が、さして褒め言葉でもないです。

 

地元の祭りの奴らと話してても全員が自分が一番マトモやと思ってるもんね。

怖すぎ。

いや、お前は変わってる。

俺のがマシ!

って全員ゆーてる。

変わってるってゆーか、もぉ変態的やもんね。

逆に人間みんな年齢と共に変態的になっていくもんじゃないのかな。

これは性的な意味だけでなくて、趣味やこだわりって意味でも。

知れば知るほど、他人には理解されない何か。ってみんな持ってたりしそうやけども。

だから、みんな変態ってことで、平和なのかもね。

 

ただ、この本に書かれている人たちはすごい。

そら多少みんな変わっているのかもしれない。

ここに書かれた東京藝大の人たちはそれを極限まで極めている。もしくは極めようとしている。

あるいは、そんなつもりなくても好きでやってたら極まってた。みたいな。

ちょっとやそっとではマネされないような一芸を思っている人たちばかり。

そんな人たちは魅力に欠かないよな。

サイコーやと思う。

だから、この本を手にとって読んだ。

 

ここで出てきたブラジャーウーマンって人をツイッターではフォローしたけど。

 

東京藝術大学は音楽のエキスパート音大と藝術のエキスパートの藝大と分かれていて

どっちもすごい。

 

でも、俺の好きな感じは芸術側かな。

おもしろい。

まともにぶっ飛んだ人ってサイコーにおもしろい。

 

そんな人たちがもっと世間に注目されて評価されるべきやろうね。

日本で理解されなかったら、アメリカとか世界にいけばいい。

なにかに著しく秀でることは間違いなくすごい。

 

でも、そーゆー人ほど、別に自分が好きでしてて

もっと注目されたいとか儲けたいとか考えてないんだよね。

経済に縛られていない感じがまたいいよね。

 

そー思うと、このブログが大当たりして本でも出版して印税ガッポガッポとかイメージしている俺は柵にがんじがらめの俗人の最たるカスだな。

 

とりあえず、こーゆー人たちの話に触れるだけでも楽しくで刺激をもらえる。

前向きになれる一冊。